近年の自然派住宅ブームにあって、暖炉や薪ストーブの需要が高まっています。

 日本ではランニングコストやメンテナンス等の観点から薪ストーブの人気が急上昇とのこと。ホームセンターに勤める知人によれば、家中が温まる暖房効果もさることながら、炎のゆらぎに癒しを感じる人が増えているそうです。

 実際炎には1/fゆらぎ成分が含まれており、キャンプファイヤーやキャンドルの炎に癒しを感じた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。→「焚き火は脳疲労解消に効果あり」

 近年の脳科学において、ニューロン(神経細胞)が電気信号を発射するタイミング(律動性)に1/fゆらぎが含まれていることが報告されています。

 この事実から生体リズムには1/fゆらぎがあり、外部環境にある別の1/fゆらぎと共鳴することで、リラクゼーション効果が得られると言われています。

 実際、音楽療法の研究によって人間は五感を通して外界からの1/fゆらぎを感知すると、自律神経が整えられて精神が安定することが確かめられています。

 太古の昔、人類が初めて火を扱い始めたとき、極寒の中での暖のありがたさ、天敵への不安を和らげてくれたであろう暗闇を照らす明かり…。

 私たちのDNAに刻まれている温もりと光への安心感は計り知れない…。

 環境心理学において、暖炉のそばでは人同士のコミュニケーションが活性化される(親近感が増して互いの距離が縮まる)ことが実験的に確かめられています。

 当院では診察室内に薪ストーブもどき(薪ストーブ型の電気ヒーター)を設置して、視覚的に炎のゆらぎを見ていただきながらカウンセリングさせていただいてます

 将来的には院内を大改造し、暖炉あるいは本物の薪ストーブを置きたいと考えていますが、現状とりあえず(フェイクの)炎の癒し効果を体感していただければと…。

 下の動画でその実際の様子をご覧ください。

30秒ほどの動画です