中枢系の薬物は脳疲労の悪化に留意すべき
けがや病気を患った場合は薬の助けを借りなけばならないことがあります。しかしどんな良薬といえども「副作用のない薬はない」ということを踏まえた上で、最低限のリスク管理はあって然るべきと考えます。
とくに中枢系に作用する薬では、脳内洗浄システム(グリンパティック系)に有害な影響を及ぼして脳疲労を悪化させるという問題が指摘されています。この洗浄システムは主に睡眠中に働くことでアルツハイマーの原因物質であるβアミロイドの沈着を防ぐ役割を担っているそうです。
したがって長期にわたって鎮痛剤や向精神薬の類(血液脳関門をすり抜けて脳内に入る化学物質)を飲み続けることは認知症のリスクを高めてしまう恐れが…。
本記事ではそんな薬の副作用について説明した切り抜き画像を添付してあります。是非参考になさってください。ポリファーマシー(多剤併用・多剤服用)についてはこちらのページをご覧下さい。
と、その画像を見る前に、そもそも薬に頼らない医療観について少しだけお話させていただきます。
薬に頼らない医療観というのもアリ!?
非侵襲的に(安全に)脳弾塑性(脳の自己回復力と神経回路の再配線化)を促すことで脳が変わるプロセスにおいては、脳は自ら最高の薬(オキシトシンやセロトニンなど)を分泌します。
人間の生命システムには自己修復プログラムが組み込まれており、これが起動するかどうかはその人がおかれている環境に依存するため、このプログラム制御は思い通りにはいきません。そこでその起動スイッチを入れるお手伝いをするのがBReIN(脳弾塑性誘導非侵襲選択的統合法)です。
BReINを施行した結果には個人差がありますが、うまくスイッチが入った方にはそれまでの常識を覆す変化が現れます。その場合薬に頼らない医療観、健康観を身につけることができる場合があります。
BReINには薬のような副作用はほとんどありません。徹頭徹尾、安全性を追求した統合療法です。BReINの詳細は日本脳弾塑性学会の解説ページをご覧ください。
週刊誌などに掲載された記事の切り抜き画像







診察室や待合室に置いてある本(来院時にご自由にお読みいただけます)


