今回の休日は、天然のクーラー環境を求めて、
埼玉県越生町にある“黒山三滝”に。
ここ数年の夏は、猛暑、酷暑の連続なので、
からだが暑さに負けそうになると、必ずここに来ます。
私にとっては、軽井沢の湯川に匹敵するパワースポット。
たいていは、こんな感じで、滝つぼのそばで読書。
マイナスイオンのシャワーを浴びながら、
涼しくて、気持ち良くて、これ以上ない快適な読書環境。
一方の家内は、滝見しながらの昼食を満喫。
私ら夫婦は、基本的に1日1食ですが、
(ランチのみ、あるいはディナーのみ)
その日の体調によって、お腹が空いたときは2食になる場合も。
この日は、家内と相談して“夕食オンリー”ということに。
ところが、家内のほうは、
「やっぱりお腹空いちゃったから、私はランチも食ーべよっと」
来る途中でお稲荷さんをゲット。
家内だけ “滝見ランチタイム”。
「気持ちいい!美味しい!」
よかったね。
その名が表すとおり、ここには男滝、女滝、天狗滝の3つがあります。
こちらが女滝。
こちらが男滝。
男滝のほうが落差があって迫力があります。
水飛沫が多いせいか、オーブが写り込んでいます。
下も男滝(こちらの写真にもオーブが)
オーブ(白っぽい球体)は、写真の専門家によると、
「微小光源(ほこりや水滴など)が、ピンボケして写り込んだもの」
だそうです。
ただし、同じ状況で連続してシャッターを切っても、
写る場合と写らない場合があるけど?
という疑問については
「ほこりや水滴は常に動いているので」
と説明されるようです。
でも??
もし、そうであるなら、
連続してシャッターを押すたび、
“一定のフレーム(空間)のなかに写り込むオーブの数が増減する”
という形で、その変化が現れるのでは?
そのすべてが消えたり、また写ったりする理由については、
科学的な検証の余地が残されている…?
形而下の視点はさておき、
ネットで、オーブの写真を検索して、いろいろな写真を眺めていたら、
私はあることに気づきました(感じました)。
見たときに、何も感じないオーブ写真もあれば、
“何か” を感じるオーブ写真もあるということに。
上の写真は?
どうでしょう、受け止めかた、感じかたは
もちろん人によって違うと思いますが。
さてさて、
本日の避暑を兼ねた趣味(青空読書)…、
気持ちよく終えて家路に着きました。
ところで、
皆さんは「奇跡のりんご」はご存知ですか?
幻のリンゴなので、私はまだ食したことがありませんが。
ご存知ない方のために、それを生み出した木村秋則さんの本を
少しだけ紹介させていただきますね。
この本は涙なくして読めない代物です(私だけ?)。
かつてこの本を読んだ時、顔がくしゃくしゃになって、鼻水が垂れて、
目の前のデスクがティッシュだらけになったほど。
木村さんは自身の壮絶な体験から、
人間の気持ちが植物に伝わることを知っています。
実はそのことを実験的に証明した人がいます。
1960年代、うそ発見機の検査官バクスターさんは、
面白半分に、ある実験をしました。
植物にうそ発見機をとりつけると、どんな反応が見られるか?
それを実際に試してみたのです。
彼のオフィスにあったドラセナに発見機をとりつけて、
いろいろな実験をしているとき、
頭の中で「葉っぱに火をつけて燃やしてみよう」と考えたその刹那、
なんと、装置の針が大きく動いたのです。
針の動く仕組みと意味を熟知している彼は、
腰を抜かさんばかりに驚きました。
「そんなバカな!こちらの思いを感じ取ったと言うのか!」
以来、彼は多くの実験記録を基に、植物にも“意識”があると主張しました。
そして1980年代、彼の業績は「植物の神秘生活」という本の中で、
詳しく紹介されることとなり、
さらに2007年、下の本の中で木村秋則さんのエピソードも取り上げられました。
旧約聖書に登場する野生種のリンゴと違い、
甘くて大きな実をつける現代のリンゴの木は、
品種改良を重ねた結果、
農薬なしに生きられない、極めて弱い樹木。
「りんごは農薬で育てる」と言われる所以。
リンゴ農家に婿入りした木村さんは
自分の家族が農薬による健康被害に遭ったことで
自然農法を模索し始めます。
そうして無農薬のリンゴ栽培に挑戦して6年目…。
リンゴ畑にある800本の木は、そのほとんどが病害虫に負けて、
枯れ始めていました。
万策尽きた木村さんは、何を考えたのか、一本一本の木に
声をかけるようになりました。
はじめのうちは
「お願いだから、1個でいいから実をならしておくれ」
と、話しかけていました。
しかし木の病状は進行し、軽く押すだけでも、
ぐらついてしまうほどの衰弱-末期の状態-に。
すると
木村さんは泣きたい気持ちになり、
「もう花も実もつけなくていいから、どうか枯れないでおくれ」
と祈るような気持ちで、声をかけるようになったのです。
でもリンゴの木々たち以上に、
木村さんの心は追いつめられていました。
常識に反するやり方に、周囲からの非難、侮蔑、白眼視にさらされ、
リンゴ農家として、ほとんど無収入の状態が何年も続き、
家族に極貧の生活を強いていることに、
耐えられなくなっていたのです。
「これ以上、家族に迷惑をかけられない」
自分が死ねば、すべては解決すると思い、
35歳のある晩、
首つり用のロープを持って、日暮れの山に登り、
適当な場所を見つけ、
枝にロープを投げたとき、うまく引っかからず、
地面に落ちてしまいます。
そのロープを拾い上げようとしたとき、
傍らにあった木が目にとまります。
それをリンゴの木だと勘違いした木村さんは
(実際はドングリの木でした)
「この木は農薬も肥料もないのに、
どうして、こんなに元気なんだろう」
という疑問を抱きました。
そして次の瞬間、
木の根っこの問題すなわち“土”の性質が違うことに気づきます。
「リンゴ畑の土も、自然の状態に戻してあげればいいんだ!」
そして、その3年後、
無施肥無農薬(自然栽培)によるリンゴの木が、
ついに白い花をいっせいに咲かせるという感動的なフィナーレを迎えます。
この有名な話には後日談があって、
実は800本のうち、100本は完全に枯れてしまったのですが、
この100本の木の多くが、隣りの農園との境目にあった木たちだったのです。
木村さんいわく、もし木に話しかけている姿を見られたら、
「あいつは本当に頭がおかしくなった」
と思われるのが嫌で、
隣接の木々1列には、声かけをすることが
どうしてもできなかったんだそうです。
「今でも、あの100本の木たちには本当に申し訳ないことをしたと思ってる」と。
木村さんは、けっこうスピリチュアルな体験をたくさんされている方で、
そっち系の話は下の本に書かれてあります。
この本の末尾に、
まるで木村さんを守るようにして、背後に浮かぶ
オーブの写真が載っています。
今回、黒山三滝での写真に、偶然オーブが写り込むことで、
オーブについて、いろいろ調べていくうちに、
これまた偶然、木村さんの本に辿り着きました。
木村さんに関する書籍は、いくつも出版されており、
私も、そのうちの3~4冊くらい既に購入済みで、
当院の待合室(ライブラリーカフェ)に陳列してあります。
ところが、そのなかの1冊、
「すべては宇宙の采配」
この本に限っては、なぜか斜め読みしただけで、
きちんと読んでいませんでした。
今回、オーブ写真がきっかけとなり、
この本を読み直したところ、
またまた大きな閃き、インスピレーションが!!
焼き芋、バナナケーキ、そしてオーブ。
神様からの度重なるサインに “感謝” です。