いやあ、まいりました。
ここんとこ連日、睡魔の嵐。

本を読んでいても、気がつくと、首が折れ曲がってて…イタタっ!

昨日の休日、読み終えたい本が2冊。
なんとか睡魔に負けずに、読みとおせる環境は?

エアコン入りの快適な環境だと、首折れ率100%だろうし、
自宅だと、別の理由で集中できないし、
どうしたものかと思案しながら、パジャマを着替えている時、
またまた、来たあー!

神様からのサイン!?
「バナナケーキが食べたい!」

朝っぱらから…、なんで?
でも、前回の焼き芋のこともあるから、今回もきっと何か意味がある?

しかも、かなりリアルなものが込み上げてきてる…。

食感はパサパサしてなくて、ほどよい“しっとり感”。
味はバナナの風味がしっかりとあって、甘さは超控えめな感じ。


ということは、今日の神様からの指令は、
「(睡魔と無縁に)読書ができて、
バナナケーキが食べられるところに行きなさい!」
なのかな?

だとすれば、ひとつ、いい場所が思い浮かびました。
日高にあるカフェ。

あそこなら、うだるような暑さも、多少は回避できるだろうし、
メニューにも、バナナケーキが、
確かあったような気がする…。

よーし、決まった!

今回は日高へGO!  

車に乗り込むと、外気温の表示が34度!
ところが、日高に着くと、32度。

大宮と日高では、2度も違うのね。
やっぱりこちらは圧倒的に緑が多いし…。

日高へ来ると、必ず寄る場所が「あぐれっしゅ中央日高」。

ここはJAいるま野の直売所で、新鮮な野菜や果物の宝庫。

なかでも私らのお気に入りはスイカ。
たくさん置いてあるもの中から、選ぶのが楽しい。

生産者の名前が貼ってあるので、2人で過去の記憶と相談しながら、
「あ、昨年、この人のは美味しかったよね」 とか
「この人のはまだ食べたことないから買ってみる?」 ってな感じで…。

いろいろ品定めして、本日の一品をゲット!

このあと、
いよいよ本日のメインの目的地へ。

ここから車で5分足らずの場所。
オーガニックカフェのさきがけとも言えるお店で、
ナチュラルフードの世界では、今や大御所的な存在!?

阿里山カフェ

立地環境は観光名所の“巾着田”の端っこあたり、
高麗川の沿岸に建っています。

上の写真がテラス席。右手のすぐ下が高麗川。

なので川風と木陰という、ダブル“涼”のおかげで、
今日のような暑さのなかでも、
ランチと読書が楽しめます(私らにとっては)。

気候のいい時期だと、競争率の高いテラス席も、
この日はさすがにガラガラ。

これだけ暑いと、エアコンの効いている店内を選ぶ人が多いわけで…。

思った通りでした!大正解!

混んでいるタイミングだと、ランチタイムの読書は気が引けるけど、
こういう状況なら、気兼ねなく…。

その前に、まずは腹ごしらえ。
私はお肉を使用しないべジバーガーのテリヤキ風(下の写真)を、

家内はグリーンカレーのプレートを注文。

そして、食後のデザートにお目当てのものを…。

ところが、メニューによると、「チーズ&バナナのケーキ」…ん?
ちょっとイメージが違っていたけど、まっ、いいか。

家内はチョコのブラウニー。

目の前に運ばれた現物を見たら、あらっ、両方とも美味しそう!
写真を撮るのも忘れて、半分こしながら、パクついてしまいました。
(次回はちゃんと撮りまーす!)

あっという間の完食。
バナナケーキは、神様からのサインのイメージとは違っていたけど、
とても美味でした。

下はいっしょに頼んだレモンのジンジャーハーブティー。

最近喉の調子がイマイチだったので、
ショウガの刺激が、いー感じでした。


さて肝心の読書は?
幸い睡魔さんが到来することはなく…。
無事読了することができました。

「さっ、そろそろ行くか?」
「うん」

「このあとはどうする?」
「今日も生ビール?」

「うん!」(家内の満面の笑顔)

「…なら、帰りにちょうど川越を通るから、
美味い地ビールでも買っていくか!」
「うん!」

で、川越に到着。
商店街のなかに、地ビールを売っている酒屋さんがきっとあるはず…。

車をコインパークに停めて、ぶらついていると、
家内が突然「あっ、あそこ…」と指さし、
一目散に向かった先がここ。

って、おいおい、ここは酒屋さんじゃないぞ~、
と思いつつも、芋好きの私もつられて…。

お店の前に行くと、店主の奥さま?から
「麦茶をどうぞ」と紙コップを渡され、喉を潤すと、
間髪入れずに、絶妙のタイミングで、試食の皿が目の前に出され…。

そこにはお芋のスイートケーキが小さくカットされて、4~5種類くらい?
楊枝を突き刺して、口に放り込むと、
「う、うまい…」

思わず、全種類を試食。しかも2人そろって…。

内心「しまった。全部食べちゃった。
これは、さすがに何も買わずに立ち去るのは…」

一方、家内のほうは、
すでに店主?と思しきご夫婦相手に、話がはずんでる。
「…それじゃあ、大学いもと、あと、このスイートケーキもください!」

あっ、そうなのね。
まっ、しゃーないな。そういう流れだったもんね…。

このあと、再び商店街を歩いていると、
こんな暖簾が目に入り、

とっても素朴な感じ。
なんか気になる。

入ってみると、部屋の中央に、
いかにも手作りという感じのパンが陳列してある。

その右手奥にはイートインのスペース?
小上がりの座敷があって、
左奥の片隅で、女性が2人腰かけて、何やらお話中。

店主らしき男性が、入口右手のレジに腰かけてる。
なんか不思議な感じのお店。

とりあえず、パンを物色してると、なんと、
その中に“バナナケーキ”が!

阿里山カフェのは、今回のイメージと違っていたけど…、
意外と、こっちだったりして…。


試しに買ってみよう。
家内もプレーン生地の素朴なパンをひとつ手にとって、レジに。

すると、レジ台の手前に、
パワーストーンのブレスレット(売り物)が並んでる。

家内がそのうちの一つを手に取ると、
「わあー、なんかいい感じ!何これ?すごーい!」
「へえ…? そうなんだ…」

独りで盛り上がる家内を尻目に、一足先にお店を出たところで、
もう一度、入口脇の看板をよく見てみると、

パンの案内ボードの上のほうに、
【スピリチュアル鑑定 1分間100円】
という文字が。

なるほど、そういうことか!
奥に座っていた女性が、たぶん“そういう方”で、
手前の人が相談者だ…。

ここはそういうところだったんだ。
思わず納得。


さてさて、ここまで寄り道ばかりで、
何しに来たのか、忘れちゃいそう…。

「酒屋さんだよ。 酒屋さん探さないと…」

しばらく歩くと、まさしくイメージ通りのお店が目の前に!
見た瞬間、「ここならきっと置いてある」という直感が。

お見事!直感通り!
置いてありました。
川越の地ビール“COEDO”。

しかも充実のラインナップ!全種類が!

こちらのご主人、とっても親切な方で、
味の違いなどを、丁寧に教えてくれました。

かなり迷ったんですけど
私は“漆黒”と“伽羅”、
家内は“白”をチョイス。

家に帰って飲むのが楽しみ。

酒屋さんを出て、来た道を戻っていく途中、
再び、さっきのスピ系パン屋さんの前に。

なんか、やっぱり気になる。
「スピ鑑定の予約、空いてるかな?」
「そうだよ、聞くだけ聞いてみたら…」

店内に入って、レジの人(ご主人?)に聞いてみると、
「今年いっぱい埋まっています。
来年の予約は、10月から受け付けます」
とのこと。

うへー!?びっくり!

スピ鑑定の人気に驚きつつも、
夕暮れの川越をあとにして、家路に着いた私ら。


自宅に戻ると、既に日は沈み…。
さっそく地ビールを。

まずは漆黒のほうから、
「美味い!」

家内も、白を口に含んで、
「わあー、おいしい」
良かったね。

でも、せっかくだから、つまみに大学いもと芋ケーキを。
わお!これも美味。
買って大正解でした!

「ねっ、私の勘、当たってたでしょ。
この大学いも、絶対に美味しいと思ったもん…」

いやいや、たしかに、女性の勘は侮れませんな。
満足。満足。

ん? 待てよ。 なんか忘れてない?
そうだ!バナナケーキ!

さっそく、袋から取り出して、食べてみたところ、
思わず、絶叫!

「これだ!この食感…、この味…!」
今朝、突然舞い降りた、あの感覚…、まさしく“これ”だああああ!
ドッ、ドッ、ドストライクだーーーー!

興奮し過ぎて、またまた写真を撮るのを失念。

スイート系を目の前にすると、冷静さを失う悪い癖……。


それにしても、これはいったい、どーゆー意味?
今回の宇宙からのサインは、どう解釈したらいいんでしょ?

「スピ鑑定を受けなさい」っていうこと?

あの店の感じは、今も気になってることは確か。

まっ、10月になって、もう一度行ってみれば、
はっきりするかな。

不思議なバナナケーキの1日でした。

PS
後日、川越から来ている患者さんの情報。
例のパン屋さんは、以前テレビに出たこともあって、
地元では、わりと有名なお店なんだそうです。