怒涛の、嵐の、1カ月間が過ぎました。

9月のお彼岸に宇宙から舞い降りたインスピレーション
「感覚統御不全-痛み記憶の再生理論-」という概念。

同時に、11月中に講演会と研修会を開きなさい…
というサイン。

さらに10月中に治療院に移り住みなさい!?
というサインまで。

ってことは…、
院内のリフォーム(住居スペースの構築と待合室の改装)
と引越およびそれに伴う大量の不用品の処分
(10畳しかない部屋に移り住むためには、相当に物を減らさないと…)

と講演会の会場手配から諸々の準備作業まで、
すべて同時進行しろ!

っていうこと!?

いやあ、それはいくらなんでも無理っしょ。
すべて独りでやるのは不可能…。

ところが、宇宙はこれでもかというほど、
そういうサインを出し続けてくる。

「どうあがいてみても、やるしかないってことか…」

しかし、なあ…。

逡巡、苦悩、思考の迷路…。

そんななか、些細なきっかけから
「やるだけやってダメなら、それはそれ…。
やってダメだったとしても、それは失敗なんかじゃない。
“何もやらない”ってことが“失敗”なんだ」

と腹をくくり…。

家

この10月はこれまでの私の人生の中で、
おそらく生命エネルギーをもっとも燃焼させた一カ月間。

「あんな狭いところにどうやって住むの?
そんなの無理に決まってる。私は絶対にイヤ!」
と泣き続ける家内を粘り強く説得しつつ。

自らのぎっくり腰3回の試練を乗り越え、
ついに先日、どうにか引越しを終えました。


建築学科中退の経歴を持つ“なんちゃって匠”による
“超節約リフォーム”
(全ての作業を独りで、極力お金をかけず、すでにあるものをフル活用)

今回、三上家が用意した予算“一万円”。

それでは、いよいよ当院のプチリフォームの全貌が明らかに!

ここからは“ビフォーアフター”の番組内で流れるあの“メロディ”を
口ずさみながら、ご覧ください。

家

まずは新しい診察室から。

待合室の奥を診察室にしました。
手前の椅子が患者さんで、奥の椅子が私。
そのうしろに診察ベッド。

これからは窓外に広がる参道の緑を眺めながら、
解放感のある明るい診察室で施療いたします。

そして、待合室は従来の半分の広さに。

当院は完全予約制なので、
待合室が人で溢れかえることはありません。

これでも4人分のチェアーを確保してあります。
以前が広すぎでした…。

家

そして、以前まで診察室だった空間が住居スペースに。
まずはキッチンから。

わずか半畳ほどのスタッフ更衣室だった部屋。
そこにもともとあった洗濯機と流し台。

ここに冷蔵庫(写真の左手前なので写っていませんが)を運び入れ、
新たなキッチンスペースに。

DIY必携のジグソー(電動ノコギリ)で、
自宅にあった不要の棚やカラーボックスを切りまくり、
カウンターや棚をしつらえました。

壁が漆喰のため、釘打ち等ができないので、
見た目より、かなり手の込んだ作りになってます。

狭い空間を逆手にとって、
ほとんど移動することなく料理ができるよう、機能面を重視しました。

以前まで診察デスクのあった場所は、主に“使用頻度の高い物”専用の収納スペースに。

長岡式酵素玄米の巨大ジャー専用の台を設置(写真左側)し、
自宅にあったダイニングテーブルを半分に切断して、
パソコン用のカウンター机に。

納戸に眠っていた収納ボードをL字に配置して
キッチン用品の収納スペースにしました。

家

そして、診察ベッドのあった畳敷きの空間は
収納“扉”を外し、

それを横に渡し、その下にすのこベッドを置くことで、
手作りのロフトベッドに。
(しかも見事なオーブまで写り込んで…)

(直後に撮影した下の写真にはオーブはまったく写っていない。
写真の専門家が言う微小光源(埃や水滴)説…。

本当にそれで説明し得るものなら、
なぜ、こうした違い(現象)がおこるんでしょう?)

オーブの問題はさておき、
ロフトベッドの上と下に大きな空間を設けることで
収納の問題を解決。

すのこベッドの脚の下に、
切断したシェルフを四隅に置くことで、
ベッド自体をリフトアップ。

そうすることで、大量の衣装ケースを納める空間がベッドの下に。
もっとも家財を相当に処分しまくった結果ですが…。


以前の自宅-2階建の一軒家-にあった大量の物品を
処分するため、10回以上リサイクルショップに通い詰め、
店員に顔を覚えられるほど、あらゆる家財を提供。

そのお店の在庫作りにけっこう貢献させていただきました…。

時間的な余裕があれば、
フリマ、ガレージセール、ネットオークション等で
お金に換えたかったのですが。

リサイクルショップは思っていたより、査定が渋かったなあ(涙)。

そして、ロフトベッドの手前のスペースを
リビングと寝室(布団を敷く)を兼ねた住居空間に。

これには奥さまもびっくり!

さらに、エコカラットの壁に沿って、
2本の物干し竿を渡し、
洗濯物の干しスペースに。

実はこの真上にあるダウンライトたちが、ものすごく熱いんです。
これが発する熱だけで、真冬でも暖房が要らないほど。

なので、この場所にはサンルームと同等か、あるいはそれ以上の乾燥能力が。

家

はたして奥さまは喜んでくれるでしょうか?

奥さま感動…
「本当に住めるようになっちゃったね、信じらんな~い
でもとってもいい感じ!居心地バツグン!」

この言葉に“なんちゃって匠”もご満悦。

この一カ月間の苦労が報われました。


そして、最後に残っていた懸案事項“お風呂”の問題。

これは近所(自転車で4分くらい)に、
銭湯があることが判明。

しかも昭和時代の懐かしい昔ながらの銭湯。
番台。富士山の絵。

幼少時、銭湯生活をしたことがあるけど、
四十数年ぶりの銭湯生活。

幸い、家内も銭湯は好きみたい。
昨日も2人で行ってきました。

まるで“神田川”の歌詞の世界。
おじさんとおばさんだけど…。

家

愛車レクサスも売っちゃいました。
一昨日、レクサス販売店にて、車と最後のお別れをしてきました。

ところが、いざ帰る間際、
買い物のために近くを通りかかった家内が、販売店に顔を出し、
「私はこれからスーパ-に行くけど、もし良かったら私の自転車で帰る?」と言われ…。

思わず「うん」と頷いたものの、
このあとに待っている恐ろしいほど間抜けな事態を予見することができず…。


レクサス販売店はその対応が何から何までスペシャル。
客が店から去る時、スタッフが必ず道路に出て見送りをしてくれます。

これまでは車で来店して、車で帰っていくので、
バックミラー越しに、いつまでもこちらを見送っているスタッフの姿が。
“これ”をすっかり忘れてました。

いつもだったら、さっそうとレクサスに乗り込んで、
深々とお辞儀をするスタッフを尻目に
勢いよくアクセルを踏み込むわけですが。


この日は、家内がおいていったママチャリにまたがり…。

しかも、この時に限って、
店の前にはその直前に別の客を見送りしたスタッフが3~4人いて、
そこに私の担当者が合流し、合計5人くらいの黒服スタッフさんたちが
全員で私を見送ることに。

彼らの目に映るのは、明らかにサイズの合わないママチャリにまたがる
ぶかっこうな男の姿。

レクサス販売店の前、数名の黒服スタッフたちが見守る中、
小さなママチャリを必死でこいで去っていく中年男。

穴があったら入りたーい!
チョー恥ずかし-!
そこのあなた、笑いすぎ!

家

これからは車のない生活。
まあ、これはこれで楽しみ。
車があると、つい頼り過ぎちゃう面があるけど…。

それに、高速道路でうっかりアクセルを踏みすぎて、
×××キロ出してしまう危ない性癖とも、
おさらばできるし…。

そして…、
次に控えるはいよいよ講演会、研修会。

皆さん、23日を楽しみにしていてくださいね。


講演会のご案内
日時:2012年11月23日(祝日) 11:00~12:40
場所:TKP大宮ビジネスセンター(富士ソフトビル4F) 大宮駅徒歩4分
演題:「痛み記憶の再生(感覚統御不全)-脳と痛みの不思議な関係。痛みはもう怖くない-」
講師:三上敦士