先日、自宅の納戸を整理していたら、
偶然一枚のフロッピーディスクが…。

それは12年前の代物。

ディスクの中身は、軽井沢在住時に連載していたエッセイの原稿。
懐かしいなあ。

でも、かつての自分がどういうものを書いていたのか、
イマイチ思い出せない…。

どれ、久しぶりにちょっと覗いてみるか。
たまたま読みだした箇所が、志賀高原にドライブに行ったときのもの…。
そのエッセイ「稚児池』

これを読んだら、どうしようもなく、「行きたーい!」モードに。

で、行ってきました。

所沢IC→横川SA→信州中野IC→志賀高原
というルート。

まずは横川SAでトイレ休憩。

すると、こんな張り紙が。

前回6月に来た時「読書in軽井沢」のつばめの雛たちは、無事巣立った様子。
よかったねー。

それにしても、横川の空気は気持ちいいな。
空気とは関係ないけど、ここのトイレは広くて、個室も多いので助かる。

肛門様が限界の状態で、トイレに駆け込んだ時、
列を作って並んでいる状況を見たときの、
あの絶望感は筆舌に尽くしがたいものが…。

SAの設計をする人にお願い!
トイレの個室は、できるだけたくさん作ってね!


さて、ここからのドライブはちょっと気がかり。
横川から信州中野までの上信越道は、トンネルが多いので、
私にとっては肛門、じゃなくて “鬼門”のルート。

長いトンネルを走っていると、私の場合とっても眠くなるんですよね…。

でも、今回は睡魔に襲われることなく、
信州中野ICに無事到着することができました。

ここのインターを下りてすぐのところに、
必ず寄る農産物直売所があります。

ここの品ぞろえは圧巻!
しかも安い!

夏場は大きめのクーラーボックスを車に積んでおいて、
めいっぱい買い込んでも、2千円ちょっと。
ホントにありがたいです。


ここから志賀高原までは3~40分の道のり。

そして、本日の目的地“焼額山”にようやく到着。

2年前に来たときは、ゴンドラが動いておらず、
慣れない山登りにチャレンジしたところ、道に迷ってしまい、
結局、途中で引き返したという苦い思い出が。

今回は、ゴンドラが動いてるのをネットで確認して来たので、
間違いなく頂上まで行けるはず…。

さっそく乗り込むことに。

あれ?8人乗りになってる。
12年前に乗ったときは、たしか4人乗りだったような気が。
記憶違いかな?

それはさておき、さあ出発だ!

室内に“てるてる坊主”がぶら下がってる。

せっかくここまで来て、雨は悲しいもんね。
ゴンドラ運行会社の人たちの粋な計らい…。
おかげさまで、雨の心配はなさそう。

そして、終点の駅に到着。
駅を出ると、目の前にこんな看板が。

これは記憶にないぞ。
あの後、立てられたのかな。

さっ、行くぞー。ついに、稚児池との再会…。
もうすぐ会える。楽しみ。

あっ、リンドウ見っけ。

その数分後、あれ、もう林の入口に着いちゃった

12年前はけっこう急坂を登った記憶があるのに、
登山道のルートが変わったのかな?

まっ、いずれにしても、ゴンドラの駅からは距離も短く、
思ったより簡単に頂上に辿り着けることが分かりました。

これだったら今後、歳をとっても、あと数十年はここに来ることができそう。
さっ、いよいよ林の中へ…。

12年前は、ここを全力疾走したっけ。
こんな場所をよく走れたものだな。感心しちゃう。
あのときは若かった…。

今回はのんびりと。

さあ、いよいよこの先…。 もうすぐ会える。
あの景色に。
天空の池“稚児池”に。



言葉になりません。
14年ぶりの再会。
やっぱり来てよかった。

到着して束の間、すぐガスってきちゃいました。

霧の稚児池もいいんだけど、
光に照らされた稚児池も見てみたい。
お願い。神様。
私にシャッターチャンスをください。

信じて待つことに。

すると、その数十分後、本当に光が!
うおー!来たー!

なんという光景。
しばし陶然、呆然…。
神様ありがとうございます。

konosorano mukouni iru tomoyo
kimiwo kesshite wasurenai
kimino tamashiiwa eien
my soulmate“HAYASHI MASAKI”


→12年前のエッセイ『稚児池』