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自らのレジリエンス(回復力、逆境力)と向き合う回想録です
TBS系列「林先生が驚く初耳学」の番組スタッフから私の治療シーン(youtube動画)を使いたいという電話を受けた日、父が急逝。
数十年ぶりに実家に戻って以来、父とはずっと微妙な関係(親子の確執)にあって、互いに決定的な決裂を招かぬよう必死の綱渡り…。
そんな中、父は最期に私への置き土産を…。テレビ出演という最高のプレゼントを残して旅立っていきました。
生前、父とは同じ空間(接骨院)で仕事をしているにも関わらず医学的なスタンスの違いから互いの主張がぶつかり合うという険悪な関係にありました。
そんな父が胸中に秘めていた私への本当の想いは、荼毘にふされて後、患者さんから聞かされることに。
「若先生がこちらに戻ってこられる前、お父様は俺の息子はすごい治療をやっているんだと、よく褒めていましたよ」
自分のことをそんな風に患者さんたちに紹介していたなんて、私はまったく知らなかった…。
「ああ、そうか、ぼくは父のことを何も知らなかった…、いいや、何も知ろうとしなかったんだ。父を傷つけてきたのはぼくのほうだったのか…」
心の底から父に謝りたいと思いました。でも父はもういない…。
父の急逝はあまりに突然のことで、私たち家族が受けた衝撃はもちろん、その事後処理を一身に負っていた自身の脳疲労も次第に悪化の一途をたどり…。
そのため生まれて初めて交通事故の加害者になったり、口腔癌(疑い)を患ったり、パートナーロスになった母の不安定さに翻弄されたり、そんな母と妻の関係悪化(嫁姑問題)に苦心惨憺の体…。ほとほと疲れ果ててしまい、いっとき心が折れました。
思い返せば、私の人生は失敗の連続、やらかしてばかりで、でもその都度不死鳥のごとく蘇るという繰り返し。
「ああ、そうか、自分の人生のテーマはレジリエンスなんだ」と、最近気づきました。
だからこそ医学的な追究のテーマも「脳」に行き着いたのだろう、さらに「光の解釈実践法」を身につけることができだのだろう、すべては必然の結果だったのだろうと。
そんなメリハリ強すぎ~なマイライフとレジリエンスを振り返るシリーズです。
皆さんにとって何かしらの気づきになることを願いつつ…。